「青汁」キューサイの、「まず~い!もう一杯!」のTVコマーシャルは、ユニーク
で面白い。長谷川社長、脳血栓で倒れたとき飲んだ「青汁」。効き目に驚き、
「これはいい」と、商品化することにした。
問題は、このまず~い飲み物、どうやって売るか? 売れるだろうか? いくら
商品が良くても、売れなければそれまで…。 社長は、考え抜いたあげく、悪役
で有名な俳優に、飲んだイメージそのまま「まず~い!」と言わせることにした。
役員会に諮ったら、「そんなコマーシャル、売れるものも売れなくなる」と猛反対
された。 ところが、奇をてらったこのコマーシャル、皆の思惑に反して大成功。
「キューサイの青汁」の名を全国に知らしめた。今では、年商50億円の主力商
品になっている。 社員に向って社長は言った…
「いくら考えていてもダメ! やってみなければ分からない。
やれば、失敗もある。失敗を恐れていては何もできない」
【心と体の健康情報 - 203】
~子育て心理学~
「かけがえのない命」
なんともやりきれないのが、際限なく繰り返し報じられる殺人事件。
若い青年が、お金に困って強盗に入って、見つかったからと簡単に殺したり、
若い夫婦が我が子を虐待し、果てに殺害したり、そうかと思うと、小学校の
女の子が同級生をカッターナイフで殺してしまったり…。この国はいよいよ
おかしくなってきたようです…。
一昔前までは、こんな不可解な殺人はあまり聞かれなかった。昔は殺人といえ
ば大罪、滅多なことで人を殺したりはしなかった。どうしてこんな簡単に人が殺
せるのだろうか?
学校の教育が悪いとか、子どもたちが殺人ゲームに熱中して、敵対するものを
殺すことに罪の意識がないなど、事件が起きるたびにいろいろ言われる。
こんな説もある。(3/13中日新聞「時代を読む」より)
いわゆるキレる少年や、教育の現場での混乱の原因が、母親の体内 こういった科学物質も怖いが、問題の本質は子どもたちそのものに |
東京のリフォーム業者と社員が、年寄りをだました罪で逮捕されたのは、つい
十日ほど前のこと。オレオレ詐欺で捕まった人同様、罪の意識がまったくない。
生きることの尊さや人間の尊厳、善悪を、親が我が子に教え、学校で教えて
いれば、老人、子ども、女性などの、社会的弱者をだましたり、いじめたり、
無差別殺人などは、簡単にできないはずです。
教育の中で大切なのは、「やって良いこと」と「やってはいけないこと」を、
4~5歳の頃までにしっかり躾けることです。
ところが”勉強さえ出来ればいい”といった偏った考え方の親、我が子が
賢い子であればそれで満足、という親に問題がある…。
自我が芽生えた中学の反抗期になって、厳しくしつけようとしても、もう言う
ことを聞いてはくれない。学業成績がいくら優秀でも、ここのところが欠落し
ていては、立派な社会人にはなれない。不幸な人生を背負い込むことになり
かねない。
我が子の幸せを願わない親はいない。だからこそ、自分の子どもの教育を、
間違えないようにしたいものです。「自らの幸せを願う前に人の幸せを願う」
そんな優しさを備えた人間に育てたいものです。
今のままでは、日本の将来が心配です。内側から崩壊してしまうのではない
でしょうか…