福井県の海岸沿いに、巨大越前クラゲが異常発生している。5~6年前から増え始め、 一昨年ごろから漁業に大きく影響するようになったという。
直径1m50cmくらい。重量がお相撲さんほどあって、地引網を引き揚げると、クラゲでいっぱい。漁獲量は減るは、
重すぎて網が破れるは、散々だそうです。
原因はいろいろあるようだが、魚の取り過ぎで、海の生態系のバランスが壊れ、クラゲの餌となるプランクトンが豊富になったことと、
水温の上昇で、繁殖が盛んになったことが挙げられる。
昨年秋、越前でスキューバーダイビングした時、1kほど沖から岸に向かって泳いでいたら、突然巨大クラゲに遭遇して、
心臓が飛び出すほど驚いた。
今年の五月には、太平洋の真ん中のスキューバー・スポット”パラオ”に行ったが、世界一美しいと言われてきた沖縄の珊瑚礁が、
水温の上昇と開発による土砂の流入で、75%が消滅してしまった。熱帯魚も回遊魚もいない海になってしまったのです。
温暖化が、大型台風の異常発生を生んだように、私達の目に見えるところにまで、地球破壊が進んできているのです。
【吉村外喜雄のなんだかんだ 第55号】
~幸せな人生を歩むために~
「好きなように生きる」
人生、好きなことをして、楽しく暮らしたいものです。
少子高齢化が急速に進む日本。十年後、二十年後の私達の生活環境は、想像を超える厳しいものになりそうです。そこで、
重税、物価高、低福祉と、先行きの
あまり明るくない日本を脱出して、海外で暮らす人が増えてきました。
今日は、ニュージーランドの地で、自らの天職を生かし、楽しく暮らしている、二つの事例を紹介します。
■船越康弘さんの場合
勉強が出来ず、
運動能力もなく、虚弱体質で何の取り得もない平凡な青年(本人の弁)が、二十歳の時に「穀物採食」
を唱える桜川先生と出会い、「玄米食」の素晴らしさを知った。
先生は「食べものが変われば、運命が変わる」と言った。 そして更に、
「人生思った通りになる」「やりたいことがあったら、とことんやり抜くことだ。
堪能するまでやりたいことをやって、自由に愉快に楽しい人生を送り、自分と縁ある人達を喜ばせなさい」
と言った。
桜井先生との出会いが、生きる自信が持てなかった船越康弘さんに、天職をもたらした。その後、
自ら信ずる自然食を広く提供しようと、岡山県で民宿「百姓屋敷わら」を開業した。
15年後更に”食を通して、本当の豊かさと人生を楽しんで生きよう”と、ニュージーランドに新天地を求めて渡り、
永住権を取得した。自然食の普及に、日本とニュージーランドを忙しく行き来しながら、大自然の中で楽しく暮らしている。
「面白がって生きていると、面白がって生きている人が寄ってくる」とは、船越さんの言葉。
■同じく、ニュージンランドで第二の人生を送っている、
久保夫妻の場合
大手コンピューター会社に勤務していた久保さん。
生活のリズム全てが会社中心で、家族と一緒に食事を共にすることが出来ないくらい、仕事に追われた毎日。
たまたま旅行で、ニュージンランドへ出かけたことが、それまでの人生観を変えてしまった。生き方を変え、
家族との係わり方を変えようと決心したのです。
生き方を変えるなら、全てゼロから始めてみたいと考え、オーストラリアのメルボルンに家族で渡航し、
短期の生活体験からスタートしてみた。その短い間、とてもリラツクスすることができ、「ここだ、ここがいい!」
とひらめいたという。
日本に帰国後、早速東京のニュージーランド大使館に永住権の申請をすると、とんとん拍子にことが進み、
わずか二週間で永住権を取得した。
それから12年、幾つかの事業を立ち上げ、事業家として成功した。中でも”ライスボックス”という、
丼ものや寿司などの”ご飯もの”を中心としたファーストフードのお店が、地元に大うけしたのです。
今、久保さんは、7年間手塩にかけたライスボックスと自宅を売り払って、6ヘクタールの土地を購入し、
新たにオーガニック農法(無農薬自然農法)の新事業に取り組み始めた。
外国で暮らすためには、言葉の障害を乗り越えなければならない。誰でも申請すれば永住権が取れるわけではない。
久保氏の場合は、英語が話せたことと、コンピューターの技術が移住地で生かせるため、新天地での生活に問題がない上、
受け入れ国にとっても有用な人材だったことが上げられます。
一方の船越氏は、英語が全く話せない。永住権を取るために、半年近く大使館通いをしなければならなかった。 「自然食」の普及に並々ならぬ情熱を持っていたことが、認められた理由です。
ハワイでも三ヶ月間のプチ体験移住が認められている。現地で実際に生活してみれば、土地・建物の不動産価格、
一ヶ月の生活費や、子供の学費、働き口の有無などが分かります。
滞在三ヶ月間に、英会話教室に入るのもいい。ハワイがいいのは、お米やお魚など、
日本食の食材全てが近くの食品スーパーで手に入ることです。
久保さん夫婦のように、「ここがいい!」と思ったら、それからじっくり計画を進めればいいのです。あなたも、 日本脱出を考えてみませんか? マリンスポーツが年中楽しめるハワイ。条件さえ揃えば、 今すぐにでも移住したいと思っている私です。