11月1日から新紙幣が発行される。五千円札は樋口一葉。女性が初めて採用された。男女平等の今の時代、
遅すぎたきらいがある。
千円札は夏目漱石から野口英世になる。福沢諭吉だけ”留任”したのは、肖像画原版を作るのに時間がかかり、
一度に三人差し替える日数が不足したためという。
新紙幣刷新の最大の目的は「偽造防止」。六年前、
八百枚だった偽札の発見枚数は、今年は既に三万枚を越えたという。
新紙幣発行による「景気刺激効果」も期待できる。
通貨処理機の需要などで、この二年間で一兆円に届く経済効果となって表れ、今年のGDP(国民総生産)を0.1%
押し上げると言われている。
10/11 読売新聞
ヨーロッパ諸国は王室の肖像が多く、アメリカも含め、政治家が多くを占めている。
日本は学者や文化人が多い。そろそろ松下幸之助や豊田佐吉などはどうでしょうか。
【吉村外喜雄のなんだかんだ 第52号】
~日本人のアイデンティティ~
「イタリア人とドイツ人と日本人」
ある日本人が、米国人の家に招かれたとき、車はホンダ、テレビはソニー、見るものさわる物日本製が多い。
「おまえの家、みんな日本製だね」と、誇らしげに言い、つい調子に乗って
「アメリカの象徴ホワイトハウスをひっくり返してみないか!
そうしたら、底にメイドイン・ジャパンと書いてあるぞ」と、ジョークを投げかけた。
米国人は少しも動ぜず、即座にジョークで返してきた。
ニューヨークのホテルで火事があったんだと…。高あ~いビルの燃えているその上の階で、
イタリア人とドイツ人と日本人が助けを求めていたのよ…。
ニューヨークの消防士が、下から上に向かって「飛び降りろ~!」って叫んだが、震えているだけだったと…。
そこで、イタリア人に向かって「かっこいいぞ~」て叫んだら、
ひらりと飛び降りてきた。残ったドイツ人と日本人に、何度「かっこいいぞ~」と叫んでも、飛び降りてこなかった。
ドイツ人は、世界的哲学者を輩出した理屈っぽい国民です。
そこで、ドイツ人に向かって、「貴方が飛び降りることによって、生きる・死ぬは問題ではなぁ~い。
飛び降りる そのことに意義がある~」と叫んだ。
そしたらドイツ人は”ひらり”と飛び降りた。
残ったのは日本人。「皆さん飛び降りましたよ~」と言っても、降りてこない。
「何と言ったら降りてきたの?」と尋ねたら、「それは簡単なことだよ!」
「ほら、ここにお金が落ちている…」。
日本人の価値観はモノやお金。何か行動するとき、”損か徳か”が判断の基準になっていることが多いようです。
何か大切なものを過去に置き忘れてきてしまった国民のようです。
何かをするとき、「損か徳か」で判断するのではなく、「善いことか、悪こといか」で判断するようにしたいものです。
つまり、やろうとすることが「やって善いことか、善くないことなのか…」で、判断するようにするのです。