お盆に、実家へ帰るなど、旅行された方も多いことでしょう。
ところで外国に行くと、言葉が通じなくて困ることが多い。帰ってきた時、次に海外に行く時までに英会話を勉強しておこう…と、いつも思う。
半年ほど前に、民法テレビで画期的な翻訳器が紹介された。私が待ち望んでいたものが実用化されたのです。
翻訳器のマイクに向かって日本語で話すと、話した言葉が英語に変換されて、画面に表示される。しかもそれを英語で喋ってくれるのです。
ロサンゼルスで、通りかかりの人に道を日本語で尋ねたら、変換され、翻訳器が英語で喋る。
それを聞いたアメリカ人が、英語でマイクに向かって道を教えると、即座に日本語に翻訳され、画面に表示される。と同時に、
日本語で翻訳器がしゃべり、道を教えてくれるのです。
今年の秋、十万円くらいで市販されるという。「欲しい~! でも、高い…」
【心と体の健康情報 - 159】
~幸せな人生を歩むために~
「天命の自覚」
致知八月号、特集「何のために生きるのか」で、日本の教育の師”森信三” 先生の教えを今に伝える”寺田一清”氏の文章がある。その中から一部抜粋して紹介します。
1998年に、日本、韓国、中国の高校生二千人を対象に、
アンケート調査が行われた。「あなたはお父さん、お母さんを尊敬していますか?」
との問いに、中国は80%が尊敬していると答えている。韓国は52%でした。
日本はわずか10%
。日本の子供は、
十人に一人しか両親を尊敬していないのです。 同じく中学三年生を対象に、「学校の先生を尊敬しているか?」の問いには、 韓国85.4%の子供が尊敬している。ヨーロッパ12ケ国の平均は83.7%。 アメリカ82%。中国80.7%と続く。 ところが、日本の中学生で先生を尊敬する生徒は、 たった21%。5人に1人です。 50% なければ教育現場は成り立たないと言われている中、まことに憂うべき危機的状況にあります。 |
今ほど、日本の教育の在り方が問われるときはない。何故こうなったのか?
戦後教育を受け育った、私達の子育てに大きな問題があったようです。
父兄は学校教育に問題があると言い、先生は、家庭の躾け方が悪いからだと言う。
責任のなすり合いをしていても、問題は解決しないでしょう。
自由・人権・個性をはき違えた戦後教育の欠陥が、日本民族をかくも落ちぶれさ せてしまったのです。 国家意識の喪失、親や上長を敬う心の喪失、モノを大切にしないなど、 「モノ豊かにして心貧しき社会」になり下がってしまったのです。 この身があるのは、親があり家があるからである。親があり家があるのは、国があるからであり、
国があるのは、何千年の国の歴史と、国を支えた先人たちの労苦があるからです。 |
以前、「もしも世界が100人の村ならば」が、
メールで送られてきたことがある。
その中の一節。
「…6人が世界の富の59%を所有し、その6人ともがアメリカ国籍。80人は標準以下の居住環境に住み、
70人は文字が読めません。50人は栄養失調で苦しみ、1人が瀕死の状態にあり、1人が今生まれようとしています。
1人、そう!たった1人が大学の教育を受け、そして、1人だけがパソコンを所有しています。もし、冷蔵庫に食糧があり、
着るものがあり、頭の上には屋根があり、寝る場所があるならば… あなたは、この世界の75%の人々より裕福です…」
今の時代に生を受けたことは、何と幸福なことだろう。この日本に生まれたことは、 幸運としか言いようがない。もし私が、タイムスリップして、もう20年早くこの日本に生まれていたら、 赤紙が来て戦地へ行っただろう。又、同じ今の世代に生まれても、アフガンやイラクに生まれていたら、戦いに巻き込まれ、 辛い生活を強いられただろう。
両親から今この時代、この日本に生を授かったのは、「天から授かった命」
であり、宇宙の意志によってこの世に送りだされたものであると思わざるを得ない。 それゆえに、「自分に課せられた天命とは何か? 」 天から与えられた使命とは何かを自覚し、積極的に生きることが、わが生の目的である。 |
今こそ、自らに与えられた運命に目覚め、天命を自覚し、自分を生んでくれた父母に感謝し、 先人を敬い、上長に敬意を払わなければならない。そして、自らが存在する国家を大切に守り、育て、 後世に生まれてくる者たちに、先人から受け継いだ日本人の心を、遺産を、文化を、引き継いでいかなければならない。