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食い違う結婚後の理想像

■オムロン創始者 立石一真氏の言葉

人は誰しも幸せになりたいと思っている。幸せになるには、三つの方法がある。
(1) 自分の力で幸せをつかむ  
(2) 他人の力を借りて幸せになる
(3) 人を手助けし、そのことがめぐりめぐって幸せになる

この三つの方法の中で、幸せ冥利につきるのが、三つ目の方法でしょう。
相手を幸せにして、自分も幸せになる。なんて素晴らしいんでしょう…。

【心と体の健康情報 - 133】
~男の言い分、女の言い分~
「くい違う結婚後の理想像」

結婚前と結婚した後では、態度がぜんぜん違うというケースが、日本の男性に多く見られる。結婚前には 「子どもは二人で育てよう。家庭も二人で作っていこう」と話していたのに…。なのに、いざ結婚したら、そんなの大ウソ。

日本の男性は結婚すると、「釣った魚に餌をやるな…」と人前で平然とうそぶく。
妻はもう恋人ではなく、子どものお母さんで、一家の主婦で、もう女とは思わなくなる。だから外の女に平気で色目を使う。

「君は主婦なんだから、子育ても、家事も一切まかせるよ。僕は外で仕事をするから」って。えっ? それは話が違うじゃない。 子どもはいったい誰が作ったんでしょう。どうして私一人で育てなきゃいけないの?  結婚前にちゃんと約束したはずじゃない!
女性は独身時代、好きな人と結婚して、いつまでもラブラブに、一緒に幸せな家庭を築いていくことを夢見る。 子育ても家事も50:50で、何でも話し合い、相談し合える夫婦像を想い描く。

日本の男は亭主関白。「女は、結婚したら家に中にいるべき。亭主が帰ってきたら、お風呂が沸いていて、 暖かい夕飯が待っている」。そんな一昔前の父親から受け継いだような家庭像を、結婚後の理想像として想い描いている。

だから、家の中のことはな~んにもしない。すべて女の仕事だと思っているから。
自分の服がどこに入っているかわからない。何か改たまったことがある時など大変! あのスーツはどこ、Yシャツは、 靴下はと、ぜーんぶ妻まかせ。大きな子どもをもう一人抱えているようなものだ。

仕事だって、結婚する前は、「なんでも私の好きなことをやっていい、君の仕事を応援する」て、言っていたのに、なのに、 結婚したら、仕事なんて絶対ダメって…。
家の外へ出るのを認めようとしない。
男って、奥さんも欲しいし、子どもも欲しい。妻にはあれはダメ、これはダメと言っておきながら、 自分は自由きままにしていたい。そんなの勝手よ!

結婚はゴールじゃなくてスタート。そこから二人で作っていくものなのに、日本の男は、結婚したから、 さあ外で気楽に遊ぼうと考える。

友達を呼んでバーベキュー。「夫婦で一緒にっ」ていうのが一番楽しいよね!
なのに、日本の夫婦ってヘンよね。一番一緒にいたい人だから結婚するのに、いざ結婚すると、 夫だけが一人でどこかに遊びに行ってしまう。夫の帰りを待つだけの私って、つまんない。こんなんじゃ、 結婚した意味なんてないじゃない。

婦人公論「主婦の孤独をわかってほしい」
タレント カイヤの手記より抜粋

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