黙して語らず…もう古い
【心と体の健康情報 - 125】
~男の言い分、女の言い分~
「黙して語らず… もう古い」
今は携帯電話があるから、昔ほどではないが、夜遅くなっても連絡一つよこさない夫が多い。帰ってくれば「めし」
「風呂」「寝る」だけ。外で何をしてきたのか話そうともしない。夫婦の会話は思った以上に少ないのです。
五十代から上のお父さんは、昔型の父の姿をそっくり受け継いでいる。今は男女平等の世の中。ところが、
今様の男女のあり方にはついていけそうもない。
そんな厄介な存在なのです。
しかし、外で仕事や付き合いに没頭していると、カエルコールのチャンスを見つけるのは案外むずかしいものです。
家のことが気にならないと言えば嘘だし、遅く帰ったからといって、一々弁解めいた言い訳などする気にはならない。
なんとなく後ろめたい心が「黙して語らず」になる。
「一所懸命仕事に打ち込んでいる、俺の背中を見ればわかるだろう…」、「いつかきっとわかるときがくる…」と、
本気でそのように思い込んでいるのでしょうか?
女から見て無口な男は、決して魅力的ではありません。「それが男というものだ!」と思っているとしたら、
それは父親の権威が厳然と存在していた一昔前の話である。
男の背中には口がありません。
言葉を発しない背中は、女の不安をつのらせるだけです。理解する日が来る前に手遅れになるかもしれません。
男性諸兄には、以心伝心、超能力ごっこは止めにして、お疲れでしょうが、理由の一つも説明して、待っているひと(女)
を安心させる優しさを持っていただきたいものです。