■国歌
前号の続きです。「君が代」を歌うのは何年ぶりだろうか。
歌うにつれ、背筋がシャンとしてきた。おごそかな心になり、何かがこみあげてくる。この前歌ったのはいつだっただろうか? 全く記憶にない。
普段は忘れてしまっている。
七月四日、米国の独立記念日、ハワイにいた。ショッピングモールにある常設ステージでは、合唱隊が歌っていた。ステージが始まるとき、
国歌を歌った。
舞台の上の人たちと一緒に、見学している人たちも歌った。見学者で、米国人は直ぐ見分けがついた。誰もが右手を胸に当てて歌っていた。
胸に手を当て、国家に忠誠をつくしている。それを、私たち外国の観光客は黙って見ていた。
日本で同じ「君が代」を歌う光景があったら、見ている私達も一緒に歌うだろうか? 私達にとって国歌とは何だろう? 日本人って何だろう? 日本人であることの誇りは? 国土が侵略された時、敵に立ち向かう勇気があるだろうか?
【心と体の健康情報-115】
~男の言い分、女の言い分~
「夫の言い分・妻の言い分」
育ちも環境も違う男と女が結婚して最初に戸惑うのは、理想と現実のギャップ。
価値観が違い、モノの見方・考え方の違う二人が、一緒に暮らすのです。
石川県倫理法人会から送られてきた「新世五月号」に、「夫の言い分・妻の言い分」 と題した特集が組まれていました。
3回に分けてお伝えします。
Q1.結婚で得たもの、失ったもの
夫婦ともに八割が「結婚で期待したものが得られた」 と回答しています。その内容は、「安心感」「安らぎ」 「子供のいる暖かい家庭」 が大半でした。大方は、結婚してある程度満足を手にしているようです。 結婚してよかったのです。
しかし同時に、夫も妻も六割が「結婚で失ったものがある」と回答しています。 その内容は、「自由」「自分の時間」「自由に使えるお金」が圧倒的に多かった。
妻の回答で気になったのは、「ありのままの自分を失った」と答えたことです。
Q2.どんな夫婦が理想ですか?
夫の方は「何でも話し合える夫婦」といった、 コミュニケーションを重視した回答が比較的多くみられた。他には「相手の立場に立ち、 お互いを思いやる」といった”思いやり”を挙げた回答もも目立った。
妻の方はといえば、「お互いが持っている価値観にとらわれず、尊重し合える夫婦」 「お互いに自立している」「相手のやりたいことを認め合う」といった回答が多く見られた。
したいことを自由にさせてもらえることを前提とした”個人” としての自分を大切にしたいという気持ちが強いようです。
他に”信頼” という回答も目立ちました。又、「いつまでも恋人同士のようなカップルでいたい」 「いつまでも新鮮な気持ちでいられる夫婦」などのアツアツ回答も…
この問いに対して、自分はどうなのか?
妻(夫)はどう思っているだろうか?
多少のすれ違いはあるものの、
男女が思い描く理想の夫婦像は同じ。そのことを 心に留めて、夫婦の絆をもっと深めていくようにしたいですね。