【心と体の健康情報-107】
~男の言い分、女の言い分~
「肩もみと料理のうまい、しなやかな感性の若者」
秘書問題で国会議員を辞職し、最近逮捕され、マスコミで騒がれた”辻元清美”
さんのエッセイを紹介します。
「肩もみと料理がうまくないと、イイ男とは言えない。女にモテない」。せっせと疲れた女の子の肩をもむ隆くん。パーティ-
では昼から買出し、おいしいラタトゥーユ(フランス風野菜煮込み)をふるまうマコト君。
二十代前半の男たち。近づくだけで、マザコン臭がプーンとする、ひ弱なボクちゃんが大多数。そんな中で、
人気上昇中のニュータイプが、隆くん、マコト君型。
「おいしいものを作るのって面白い」、「疲れてるんだったら肩もんでやるよ」。
セクハラおじさんだったらイヤラシイけど、きわめて自然。自分が誰と何したいかが基準。そのために何をするのが、
キモチイイ関係になるかが問題なのだ。
ひと昔前までは、男が女を選んだ。でもニュータイプの男たちは、「女に選ばれる」ことも恐れないし、ためらわない。
ちょっと前にはやった、ニューファミリー志向の男とも違う。女に言われるから、家事を半分受け持つのじゃない。
後片づけをしないでしかられる、あの「男の料理」でもない。
女対男じゃない。一緒に何をするか、
それが一番重要になってきた時代の空気。「男だから」にとらわれない、
そんな空気をいっぱい吸った、しなやかな男たちが私の周りにもチラホラ。「男なのに情けない」なんて言い出すおじさん。
「女が怖いからやってんだ」というお兄さん。ますます取り残されそうな男たち。新しい文化を一緒につくりたいから、
彼らにラブコールを送りたい。
以上紹介しましたが、今は男だから、女だからに囚われない、男女同権の時代。そんな時代に育ったいまどきの若者達は、
本当に細やかで女性に優しいですよね!
とてもマネできそうにありません。