■登山から人生を学ぶ…
登山は人生そのもののような気がします。途中で苦しくなって、何度も引き返そう、ここで止めようと思います。途中で引き返した人は、以後、
山登りを苦手とするでしょう。でも「ここまで頑張ったのだから」と、又、気力を奮い立たせて一歩一歩自分に挑戦する人もいます。
人生は「やるかやらないか」の選択です。険しい山並みを見て、自分には無理とあきらめるのも一つの選択です。その時の選択が、
その後の人生を方向づけるのです。
普段から足腰を鍛えておかないと、高い山には登れません。人生もそうで、普段から勉学に励み、目標を持ち、コツコツ努力していなければ、
大きなことはできません。
いまだ経験したことのない目標に挑み、達成したことが大きな自信になる。
ほんの少し前に、「いやだ、止めよう」と思っていたことなどどこへやら、更に高い目標、高い山にチャレンジしたいと思うのです。
【心と体の健康情報-101】
~幸せな人生を歩むために~
「女性の容姿 2」
女性は、外見がいいと「性格もよく、人間的に優れている」と錯覚します。男性の場合も、背が高くスラッとしている方が有利に働きます。
過去百年間のアメリカの大統領選挙では、二人の候補者で背の高いほうが、圧倒的高い当選率となって現れています。又、
ある米国の大学で、卒業生の就職状況を追跡したところ、「身長が平均より高い卒業生の方が初任給が高い」
という調査結果が出ました。
米国の心理学者ウオルスターは、大学生を対象に「コンピューターによって相手を決めるデートパーティ」を開いた。
学生たちには、あらかじめ性格検査や態度についての調査を受けてもらったが、そのデータは脇に置いておいて、
ランダムにカップルを組んだ。
パーティが終わったあと、同じパートナーと再度デートしたいかどうかを、学生たちに尋ねた。
次回も同じ相手を選んだ人は、どんな性格なのかを調べるのが実験の目的でした。しかし、決め手になったのは、
相手の性格や態度、相性ではなくて、容姿、背丈などの身体的魅力であることがわかった。
男女が出会い、今後も引き続きつき合いたいと思った理由は、外見の美しさやカッコ良さだったのです。
結婚相手を選ぶとき、男性のほとんどは美しい人、つまり
「容姿」が選択の基準になるようです。 女性は、「男は美貌よりも中身」と言いながら、
この二つが密接に係わっていることが、心理学では解明されているのです。実際は、男性以上に外見上での判断と、
男としての値打ちを秤にかけて選んでいるのです。
渋谷昌三「よくわかる心理学」西東社より