砂漠の中のラスベカスは真夏。冷房の効いたホテルから一歩外へ出ると、
44度の日ざしがジリジリと照りつけ、肌を刺す。サウナに入ったときのあの感覚です。
隣のホテルまで歩くと10分はかかるのに、みんな歩け歩けなのです。
ところが、空気が乾燥していて汗がほとんど出ない。一日中、ハンカチを使うことがありませんでした。
旅を終えて帰りついた関西空港は29度。ほとんど冷房が効かず、そこはスチームサウナ。
アタッシュを押して移動している内に首筋やわきの下がじっとり汗ばみ、ハンカチが離せない。日本はなんて暑いんだろう!
【吉村外喜雄のなんだかんだ】
「セックスアピール」
ラスベガスで圧倒されたのは、白人や黒人の豊満な肉体。
馬鹿でっかい体の男や女がやたらに多いのです。そして、女性の美しく大きく盛り上がった胸元。
いやがうえにも目が胸元に吸い寄せられていく。
女性は年頃になると、スカート丈が可能な限り短くなり、胸元や背中の開いた服装を好んで装うようになります。
体のラインを強調し、よりセクシーに見せようとします。暑さが増すと共に、肩や背中、お腹など、素肌を大胆にさらけ出して、
かっ歩する女性が目立ちます。男性の視線を自分に引きつけ、挑発しているように見えるのです。
自分の容姿を売り物にしている"かのう姉妹"を見ていると、
そんな気がします。男性もこれと似たところがあって、ボディビルで鍛えた肉体美を見せびらかします。
周りにその若々しく魅力的な美しさをアピールし、異性の視線を引きつけようとする。女性の本能が男性を、
男性の本能が女性を魅惑する、動物的本能からくる行動なのでしょう。
人間と猿を比較するような言い回しをして、女性の皆さんに叱られそうですが、猿のメスは発情すると、
お尻を真っ赤に腫らしてオス猿に発情したことを知らせ、関心を引こうとします。
猿は四つ足で歩行するため、オス猿の目線の高さがメス猿お尻の高さと同じで、その変化に刺激されるのです。
ところで人間はといえば、
複数の異性の中から自分の子孫を残すにふさわしい相手を一人選ぼうとします。そのとき、
男性は女性の美しさを選択の基準にするようです。
男性の視線を引きつけて、その魅力をアピールするための大きな武器は、自らの魅力的な肉体です。 その魅力をアピールする武器の一つが、男性の目線の高さ、つまり視線が最も注がれやすい胸元になるのです。
人類は、進化の過程で直立歩行するようになりました。必然的に男性の目線が
高くなり、女性の胸の辺りに注がれます。心理学者の説によると、胸のふくらみの谷間が、女性のお尻のふくらみを連想させ、
男性の性的欲求を刺激し、誘惑し、引きつける武器になるというのです。
人間に近い猿。胸がふっくらと膨らんだメス猿が皆無なのは、そういうことなので
しょう? 以上 吉村の”学説?”です。