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2003年07月 アーカイブ

2003年07月01日

遊びの連れは夫?

先週の金曜日、大阪の阪急ホテルで開かれた「川人正臣氏」と、仏法伝道師・経済評論家「水野隆徳氏」、 お二人の出版記念講演パーティに出席しました。
川人氏の講演は、期待通りの若々しく、心にしみる感動的な内容でした。
水野氏は、マスコミで知られた経済評論家だけに、お話はずっしりと重みがあり、一時間が短く感じられました。
その後の懇親パーティには、三百有余の著名な人達でごったがえし、鍵山秀三郎氏や2002年ミスユニバース日本代表もおられて、 大変盛大でした。

私と川人さんが知り合うきっかけとなったのは、豆腐づくりで、致知の月刊誌に載った安心堂しらゆき姫の橋本様です。 そのご夫妻と歓談する機会を得、又、京都たけうちの「長田社長」他、多数の皆さんと親交を暖め、ほのぼのとした、思い出に残る、 楽しいパーティでした。

【心と体の健康情報-91】
~男の言い分、女の言い分~
「遊びの連れは夫?それとも妻?」

首都圏に住む60~74歳男女約150人を対象に、電通が実施した調査で、 夫や妻のレジャーの楽しみ方についてのものがある。
過去一年間に十人に四人が「映画や「演劇」を見に行った。女性の七割は「年に数回以上、国内旅行に行く」と答えている。
このパーセントは、都会でのもので、お芝居を見る機会の少ない金沢のような地方は、安くて手軽な「温泉付き保養施設」 でゆっくりくつろぐ、といったところではないでしょうか。

ここで、ちょっと気になるのは、レジャーを楽しむ相手は、男と女で違いがくっきり出たことです。
男性が「映画や展覧会」 「ショッピング」「夜の外食」「国内旅行」のいずれも、 『夫婦二人で』を挙げたのに対し、女性側は「外食」以外は『友達と』又は 『一人で』と回答しているのです。

電通は「夫にとって妻は唯一の遊び相手だが、 妻にとって夫は選択肢の一つ」と断じている。これは、意外な結果で、「妻は、 遊びに連れて行って欲しいと夫にねだり、夫は、気ままに外で遊んだり、一人で出歩くことが多い」 と思っていた夫婦のイメージは、吹き飛んでしまいました。

前号の「配偶者に先立たれた男女の生き方の違い」からしても、ここでも又、女性の方が積極的で社交的なのです。 年を重ねるにつれ、女性は子供の世話から解放され、家庭内における主導権も逆転し、積極的、 前向きに人生を謳歌しているのです。

それにに対して男性は、年を重ねるにつれ、保守的、消極的になり、頑固になり、 柔軟性がなくなっていくようです。  

2003年07月04日

浮気を見抜く女の勘

今日から私と妻はラスベガスです。今年の十月で結婚三十五年。子供二人が片付いたので、 人生苦労を共にした妻へ感謝を込めた旧婚旅行です。

7月4日はアメリカの独立記念日。運が良ければパレードや花火も見られるかも…
そんな特別の日に行って「テロ大丈夫?」って、心配してくれる人がいます。
みんながダメと言えば逆のことをしたがる、へそまがりな私の性格が出ているようです。
海外へは、伝統的なお祭りのある時に行くと、その国の文化に触れることができ、楽しみも倍化します。昨年は、 上海で旧正月の雰囲気をちょっと楽しんできましたが、十月一日の中国の国慶節は、お祭り一色で楽しく、お薦めです。

【心と体の健康情報-92】
~男の言い分、女の言い分~
「浮気を見抜く女の勘」

「何を根拠にそう言うんだ!」。内心の動揺を押し隠して、夫は努めて平静に言う。妻は夫を見すえ、 ここで伝家の宝刀を抜く! 「女のカンよ!」
男たちは考え続けてきた…。「女のカン」はなぜ、こうもたやすく男の嘘を見破ってしまうのか…?
大いなる疑問に、こんな説がある。「女のカン」は、 人類の進化の過程で生まれた、女にしか持ち得ない能力ではないだろうか?!

生物は自分の子孫を残すために生きる。自分の遺伝子を子孫に継承させたい。 その目的の実現に有利な能力を持った人間が、強みである能力を発達させて命を受け継いできたのです。

自分の子孫を残すために、男は一人でも多くの女性に愛を振りまき、自分の遺伝子を残そとする。この動物本来の本能が、 そもそもの浮気の原因になるのでしょう。
一方女性には、丈夫な子供を生み育てるという大役がある。一人のたくましい男性を選び、 自分と子供を守ってもらう戦略をとった。
いつしか男は、複数の女性を等しく愛することができるようになり、女はつかんだ男を独占し、離すまいとし、 男に尽くそうとする。

女は男に頼るしか方法はない。子の父親は本当に自分を守ってくれるだろうか? 
十ヶ月の妊娠のあと、子育てが待っている。自分と子供の面倒を永く見てくれるだろうか?
かくして女性は、男性の言葉や表情、しぐさに敏感に反応し、 「男の本音」を見抜く能力を磨いてきた… 進化論では、こういう説が有力である。

「女のカン」は、脳の使い方の違いからも解明されつつある。
男性と女性に朗読を聞かせ、脳内の血流を調べてみた。男性は左脳だけを使うが、女性は左脳だけでなく、 感情などをつかさどる右脳も使う傾向が高いことがわかった。

女性の脳は男性より10%ほど小さいが、左脳と右脳を結ぶ「情報通信ケーブル」の大きさはには差がなかった。 女性の情報通信ケーブルは高性能で、 短時間で左右の脳を使い、情報の中身を吟味しているのです。 順天堂大学の北沢教授の研究で明らかになってきたのです。

また、ドイツの実験では、「言葉の裏を読む能力」は、 女性の方が四倍も早いという研究結果が出ている。 それゆえに世の男性は、「女のカン」に生涯悩まされることになるのです。
英国の著名な作家のことば、「女の推量は、男の確信よりも、 ずっと確かである。」
ゆえに、女のカンの前には、 男は太刀打ちできないのである。


渋谷昌三「よくわかる心理学」西東社より抜粋

2003年07月08日

偽りのときめき

【健康情 - 93】
「偽りのときめき」


異性に今いちもてなくて悩んでいる独身の男女に、もてるようになるコツがあります。人は誰しも強い恐怖を感じると、 口の中が乾いたり、胸がドキドキします。
その恐怖感によって引き起こされる「生理的興奮」と、 魅力的な異性に出会って、二人っきりになったときに生じる「性的興奮(トキメキ)」は、脳の中で感ずる場所が同じなのです。

デートに誘ったら、ジェットコースターに乗ることです。ジェットコースターに乗ったときの恐怖心が、 脳に異性の魅力によって引き起こされる性的興奮と勘違いさせて、相手が魅力的に見え、好きになってしまうのです。

男性に、自分の心臓の心拍音を聞いてもらいながら、次々と女性のヌード写真を見てもらうという実験があります。 耳から聞こえてくるのは、本人が気づかない操作可能なニセの心拍音で、 これを特定の写真を見ているときに高まるようにしておきまます。 
実験のあと、「どの女性が魅力的だったか?」と尋ねます。すると、 「心拍音が高まったときに見ていた写真の女性に魅力を感じる」という意見が多くなったのです。
これは、「魅力的女性に会うと胸がトキメク」、ということを知っているため、「胸がトキメいたのだから、きっと魅力的に違いない」 と思いこんでしまったのです。

谷昌三「よくわかる心理学」西東社より


こういった様々な心理的効果を、相手の潜在意識に結び付けて活用したり、相手の心を読んだりすることの旨い人が、 人心掌握術に長けた人というのでしょう。

2003年07月11日

似た者夫婦

九日間の楽しい旅を終え、戻ってきました。今日から三回に渡り印象に残ったことをお伝えしましょう。
まず驚いたのは搭乗手荷物検査の厳しさ。ハワイからロスへ移動するとき、AM8時フライトなのに5時半に空港へ。何でこんなに早く??  と思っていたら今日は独立記念日。通路の角々に、物々しい警備員の姿。
飛行機に搭乗するまでに、トランクの検査が二回、手荷物の検査も二回。ちょっとでも物体確認出来ないものがあると、 中を開いてチェックされます。手荷物のチェックインカウンターでは、ポケットの中にあるものは全部出し、ベルトを外し、靴を脱がされ、 おっかなびっくり、ゲートを裸足で通り抜けたら、両手を水平に開いて大の字に立ち、金属探知棒でボディチェック。 一人ひとり念入りにやるのです。そして長蛇の列。ここで納得しました。
テロに対して過剰反応の米国。一方、テロ防止には今イチ平和ボケしている日本。
どちらも困ったものです。

【心と体の健康情報 - 94】
~男の言い分、女の言い分~
「似たもの夫婦」

生活習慣や嗜好、趣味などに共通したものがあると、人は親しくなるようです。
人と人とが親しくなるには、法則があります。
アメリカの心理学者が大学の寮に入った学生を対象に調べました。最初のころは、 部屋が近い学生どうしが親しくなる傾向が見られました。時間がたつにつれて、しだいに趣味や生活習慣や行動パターンが似て いる学生どうしが親しくなり、グループが形成されるようになりました 。

ですから結婚相手を選ぶとき、長い年月一緒に暮らすために、趣味や考え方など、 似たもの同士が一緒になろうとするのは、当然といえば当然のことでしょう。
「似たもの夫婦」という言葉があるくらいですから…

しかし、似たもの夫婦だから結婚がうまくいくか否かは、別の問題になります。
夫婦仲のよい組み合わせを調査したところ、意外な結果が出ました。
(1)一方が支配的で、 もう一方が服従的な組み合わせであった
(2)一方が援助好きで、もう一方が援助を求めたがる組み合わせであった


離婚する理由で一番多いのが、「性格の不一致」です。しかし調査結果を見れば、 「性格一致」 の夫婦の方が不仲の原因になるとも考えられます。とすると、 身近にいる似たもの同士の中から、 なんとなく結婚相手を選んでしまうのも考えものです。 

渋谷昌三「よくわかる心理学」西東社より抜粋

つまり、似たもの夫婦ではなく、全く性格の違った対照的的な組み合わせの方が夫婦仲がよく、 長続きするということでしょう…。お互いに無いものを補い合えるため、うまくいくのです。
確かに、気が強く支配欲の強いものどうしでは、衝突の連続で疲れてしまいます。どちらもネクラで、ものぐさであれば、 惹かれ合うことはまずないでしょう。
攻撃的な人には、受身の人の方が相性がいいということは、何となく理解できま
す。私達夫婦がしょっ中喧嘩しながらも、35年間一緒にいられたのは、性格の不一致にあるようです。                        

「性格の不一致」が理由で離婚する人は、相手と自分の性格が全く一致しないことを、 体全体で受け止めることができるようになる…、そうなる以前に別れてしまったのかもしれません。

2003年07月15日

セックスアピール

砂漠の中のラスベカスは真夏。冷房の効いたホテルから一歩外へ出ると、 44度の日ざしがジリジリと照りつけ、肌を刺す。サウナに入ったときのあの感覚です。
隣のホテルまで歩くと10分はかかるのに、みんな歩け歩けなのです。
ところが、空気が乾燥していて汗がほとんど出ない。一日中、ハンカチを使うことがありませんでした。
旅を終えて帰りついた関西空港は29度。ほとんど冷房が効かず、そこはスチームサウナ。 アタッシュを押して移動している内に首筋やわきの下がじっとり汗ばみ、ハンカチが離せない。日本はなんて暑いんだろう!

【吉村外喜雄のなんだかんだ】
「セックスアピール」

ラスベガスで圧倒されたのは、白人や黒人の豊満な肉体。 馬鹿でっかい体の男や女がやたらに多いのです。そして、女性の美しく大きく盛り上がった胸元。 いやがうえにも目が胸元に吸い寄せられていく。

女性は年頃になると、スカート丈が可能な限り短くなり、胸元や背中の開いた服装を好んで装うようになります。 体のラインを強調し、よりセクシーに見せようとします。暑さが増すと共に、肩や背中、お腹など、素肌を大胆にさらけ出して、 かっ歩する女性が目立ちます。男性の視線を自分に引きつけ、挑発しているように見えるのです。
                                                     自分の容姿を売り物にしている"かのう姉妹"を見ていると、 そんな気がします。男性もこれと似たところがあって、ボディビルで鍛えた肉体美を見せびらかします。
周りにその若々しく魅力的な美しさをアピールし、異性の視線を引きつけようとする。女性の本能が男性を、 男性の本能が女性を魅惑する、動物的本能からくる行動なのでしょう。

人間と猿を比較するような言い回しをして、女性の皆さんに叱られそうですが、猿のメスは発情すると、 お尻を真っ赤に腫らしてオス猿に発情したことを知らせ、関心を引こうとします。
猿は四つ足で歩行するため、オス猿の目線の高さがメス猿お尻の高さと同じで、その変化に刺激されるのです。                                        ところで人間はといえば、 複数の異性の中から自分の子孫を残すにふさわしい相手を一人選ぼうとします。そのとき、 男性は女性の美しさを選択の基準にするようです。

男性の視線を引きつけて、その魅力をアピールするための大きな武器は、自らの魅力的な肉体です。 その魅力をアピールする武器の一つが、男性の目線の高さ、つまり視線が最も注がれやすい胸元になるのです。

人類は、進化の過程で直立歩行するようになりました。必然的に男性の目線が
高くなり、女性の胸の辺りに注がれます。心理学者の説によると、胸のふくらみの谷間が、女性のお尻のふくらみを連想させ、 男性の性的欲求を刺激し、誘惑し、引きつける武器になるというのです。

人間に近い猿。胸がふっくらと膨らんだメス猿が皆無なのは、そういうことなので
しょう? 以上 吉村の”学説?”です。

2003年07月18日

人もフェロモンを出す

4年前に続き、今回は二度目。ラスベガスは生き物のように成長し、変化し続けている。
今、ラスベガスで最も勢いがあるのは「MGM」。アトラクション「海賊船の戦い」で有名な、客室数2885室の「トレージャー・アイランド」 他、計三つのホテルを買収した。そして、新たなイメージのホテルに作り変えようとしている。
そのあおりで、二日目の夜楽しみにしていたアトラクション「海賊船の戦い」は、その日の八時台を最後に幕を閉じてしまい、 妻に見せることが出来なかった。

一方、三つのホテルを売却したオーナーは、はす向かいのメイン通りに面したゴルフ場をつぶして、 六千室を超えるラスベガス最大級のホテルと、全く新しいイメージのアトラクションランドを建築中です。その他、 新築中や増築中の巨大ホテルがそこかしこに垣間見え、脱皮・拡大を続けている。そこにラスベガスの人気の秘密がある。

ホテルに隣接している東京お台場と同じタイプのショッピングモールは、「フォーラムショップス」や「ビア・ベラジオ」 などが有名ですが、新たにアラジンに誕生した、「デザート・パッセージ」という巨大ショッピングモールが、観光客を引きつけていた。

【吉村外喜雄のなんだかんだ】
「人もフェロモンを出す」

男はなぜ女性にひかれるのだろう。もちろん女性も同様に恋をする。若い男女が出会う。二人はまず 「視覚」を最大限に働かせて、相手の印象を素早くまとめる。
次いで言葉を交わし、「聴覚」を働かせ、第一印象を補う。「嗅覚」 も働かせる。
「健康情報-29」~遺伝子から見た恋愛論4~で、フェロモンの役割を紹介しました。

私達の体内には、「MHC」というたんぱく質の遺伝子があります。 臓器移植をするときに、臓器の相性を決める物質として発見されました。一方男女の間では、この「MHC」 という遺伝子が相違していればいるほど、引かれあうということがわかったのです。

血のつながった親子兄弟は、「MHC」が似ているため、恋に落ちることはないのです。 近親結婚の弊害を防ぎ、 強い子孫を残すために重要な役割をするのです。
異性を引きつけるフェロモンは、「MHC」がフェロモンを包み込んで、尿や汗に混じって 体外に出てきます。
異性にだけ働きかける、性的魅力をかもし出すフェロモンをかぐと、 性行動などの本能にかかわる部分である脳の「視床下部」が反応します。そして、 熱にうかされたように、  恋に落ちることになるのです。

フェロモンは、多くの動物が異性を引きつけるために出している物質で、一般に「性的な魅力をかもし出すにおい」 と思われています。実際は、まったく匂わない物質なのです。

2003年07月22日

人もフェロモンを出す-2

【吉村外喜雄のなんだかんだ】
「人もフェロモンを出す 2」

生まれて間もないアザラシの子供が、親からはぐれてしまうと、死が待っている。はぐれた子供が乳をもらおうと、 必死によそのメスアザラシに近づいても、縄張りを侵したと、跳ね除けられてしまいます。母親に再会できなければ、 誰にも相手にしてもらえず、飢え死にするしかないのです。NHKの番組で放映していた。メスアザラシは、 自分の生んだ子供の匂いと、よその子供の匂いを嗅ぎ分け、よその子は相手にしないのです。

人の赤ちゃんは、母親の胎内にいるとき、母親の匂いと心音、血液が流れる音を知っているという。 生まれて間もない赤ちゃんが、教えられなくても母親の乳をまさぐり、飲もうとするのは、乳が母親の匂いだからです。
母親の匂いは、人間が最初に嗅ぐ匂いであり、成人して母親を想いおこすとき、この匂いが記憶と結びつくのです。

哺乳動物は、オスがメスの匂いを嗅ぎつけて寄っていくのが一般的です。人間も同様で、 思春期になると男も女もフェロモンを発散するようになる。男は女の匂いに魅せられて近づき、 女は男の体臭を嗅ぎ分けて選択する。
フェロモンの発散が弱い男や女は、性的魅力が伝わってこないため、異性を魅きつけることができないのです。

男女に限らず香水を好んで使う人は、異性への関心が高く、性的願望も強いといえます。欧米の女性は、 社交場に出る前に、ジャコウジカやマッコウクジラなどの動物系の香水を使い、異性を魅きつける材料にしようとます。
ジャコウは、オスのジャコウアゲハが一万分の一グラムを分泌しただけで、 10キロメートル先のメスが気づくと言われています。
こういった香水は、人間が発する性フェロモンの代役を果たしているのです。

少し前ですが、ノエビアにも女性を引きつける男性用コロンと、男性を刺激する香水が商品として売られていました。 発売直後、全国二千名が集うノエビアのコンベンションで、ドレスアップした多数の代理店所長が、この香水を付けてきたため、 その刺激臭に当惑したことを思い出します。

2003年07月25日

第一印象

【心と体の健康情報-98】
~幸せな人生を歩むために~
「第一印象」

一目ぼれの経験は? あるとしたら、どんな記憶が残っているでしとょうか?
「一目ぼれ」は、初めて会ったとき「ハッ!」として、「この人だ!」と直感。その後、その相手に視線がクギづけになり、 無関心ではいられなくなった状態を言います。

初対面の相手から受ける感じが第一印象です。会った瞬間、相手の容姿や体形、服装、話し方、態度などからイメージして、 全体的特長を読み取り、相手の印象をつかみとるのです。
第一印象がその後の人間関係を左右します。最初に「信頼できる人だ」という印象を与えれば、 そのイメージがあとあとまで残り、親密性が増します。
逆に、「ルーズで信用できない」というような印象を与えてしまうと、人と同じことをしていても、信頼してもらえません。
待ち合わせの時間に遅れてきたとき、前者は大目に見てもらえる。が、後者は「失礼な人」と、 否定的な印象で受け止められてしまうのです。

初対面のわずか30秒が勝負なのです。好印象を与えるには、外見だけでなく、 内面からかもし出す知性や、人間的魅力も高めていかなければなりません。
しかし、一年や二年で身につくものでもなさそうです。せめて、普段から清潔な身だしなみを心がけ、 笑顔を絶やさないことではないでしょうか。

私は、初対面で「怖い人」という、あまり有難くないイメージを与えているようです。      その後何度か付き合っているうちに、「親しみやすい人」になっていくようです。       初対面のとき緊張して、気難しい顔になってしまうのも、原因の一つでしょう。
                                                      自然に顔の筋肉がゆるみ、 笑い顔で接するようになるまでには、時間がかかるのです。私のようなタイプを、「人見知りする人」と言うのでしょうか…?

2003年07月29日

女はおしゃべり

【健康情報 - 99】
~男の言い分、女の言い分~
「女はおしゃべり」                                                       

 女性が三人寄れば「姦しい」という言葉になる。 今も昔も女性のおしゃべり好きは 変らないようです。
私の会社は化粧品会社。女性が集まれば、おしゃべりに花が咲き、つい時間の経つのも忘れ、慌てることになります。 家に帰れば、妻の長電話。一時間以上も受話器を握り締めている。 「何をそんなに話すことがあるのだろう?」 男たちは不思議でならない。女はなぜ、おしゃべりが好きなのか?

人間総合化学大学の新井教授の最近の研究で、女性の脳、それ自体が「おしゃべり向き」 に作られていることが解明されたのです。

人間の左脳は、言語活動を主にコントロールし、 右脳は、直感力、 音楽、創造力などの「非言語活動」や、「視空間的部分」をコントロールしています。
左脳には、「人の話を理解する領域」と、「言語を発する司令塔の領域」があります。
一方、カナダのマクマスター大学の研究チームが、50歳前後の男性と女性の脳を調べたところ、女性の 「人の話を理解する領域」の神経細胞の密度が、男性に比べて11% も高いことが判明したのです。

「健康情報-92 浮気を見ぬく女のカン」でお話したように、「カン」を働かせる時、男性は左脳しか働かないのに、 女性は右脳と左脳が同時に働きます。そして、「人と話すとき」も、女性特有の脳の働き方がみられるのです。

女性は、人の話を男性よりも短時間で理解することができ、反応できるのです。
そのため女性は、男性に比べ相手が話した直後、間を置かずに話す傾向があります。
また、横浜市立大学の田中教授の話では、「特に、怒りや悲しみなどの感情と、女性のおしゃべりは密接に関係している」 とのことです。

米国立精神医学研究所では、男性、女性それぞれに、「悲しいこと」を考えてもらい、 そのとき脳はどのように働くかを調べた。すると女性は、感情が生まれる前頭部とともに、左脳の 「言語を発する司令塔の領域」が盛んに反応したのです。一方の男性には、そうした反応がほとんど見られなかったのです。

つまり、女性は、感情が高ぶると「間髪を入れず」といった感じで言葉を発したくなる。そんなときに発する言葉は、 男性の口ではとてもかなわない迫力があります。「女性にとてもかなわない」と嘆く男性が多いのも納得できるのです。

こういった女性特有の能力は、はるか昔、人類が狩猟生活を営んでいたころにさかのぼります。「男たちは狩に出かけ、 残った女たちは子供の世話をする。そのため、女どうしの交流が欠かせず、左脳のコミュニケーション能力を発達させた」 という説が有力なのです。
男たちは、獲物を追うのに忙しく、あれこれ話をしている暇などないのです。

読売新聞掲載記事より


それに、こんな研究結果があります。「女は相手に好感を持てば持つほどおしゃべりになる」。
夫はどれだけ妻の話し相手になっているでしょうか? 夫への愛が深いからこそ語りかけてくるのです。 しっかり聞こうともせず、ウンウンと生返事していたのでは、夫婦仲はうまくいきません!

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