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女の涙

川人正臣さんの著書「仕事と人生」が、このたび致知出版社から出版されることになりました。 その出版記念講演とパーテイが、6月27日大阪阪急ホテルでとり行なわれます。70名もの人が発起人となってお祝いします。 (株)船井総研の船井名誉会長や、(株)千房の中井社長、喜田 寛先生のお名前もありました。

私はお祝いを兼ねて、一ヶ月後の7月27日の日曜日、川人さんのご家族( 中学1年と小学校4年のお嬢さん、幼稚園児の長男、 そしてご夫婦 )をお招きして、立山にハイキング登山します。
( 余談ですが、皆様ご存知のAPAホテルの元谷社長の著書が、致知出版社から出版されました。それと、田舞徳太郎氏の著書 「無知は人生に壁をつくる」と、「増益経営のすすめ」 も致知出版社から 出版されます。)

【心と体の健康情報-86】
~男の言い分、女の言い分~
「女の涙」

女性は、男性に比べて打たれ弱く、自信を失いやすいという傾向があることを前号でお話しました。
男女の個人差で、女性特有の傾向として挙げられるものに、 「女の涙」があります。 男性より女性の方がよく泣くというイメージがあります。  
とにかく涙腺が弱いのです。悲しいとき、悔しいとき、感動したとき、すごく嬉しかったとき、涙が溢れてきます。

女性の涙は、母性からくる優しさであり、男性から身を守る武器として、又異性や周りの関心を呼び起こす手段として、 大変有効なのです。
自分の思うようにならないとき、男は腕力にものを言わせて相手をねじ伏せようとしがちです。
女性は、力では対抗出来ないため、「泣く」という手段で男性の攻撃をかわしたり、言い分を通そうとします。「女は弱きもの」 という社会的通念を味方にして、「泣く」という手段を有効に活かし、目的を達成しようとするのです。


一方男性は、「人前で泣くのはみっともない、男の子でしょう」と、小さいときから言われ続け、「涙をこらえるのが男らしい」 といった社会通念から、泣くのをグッとこらえようとします。
それだけに、良きにつけ、悪しきにつけ、感極まったときに泣く男の涙は、女性とは又違った受け止め方をされます。

そういった男女の行為は、「女らしさ」「男らしさ」という、 性の違いによる社会的通念の中から生み出された虚像なのです。
最近の若い人たちからは、「男だから…」「女の子は…」といった垣根が一部取り払われ、 薄くなりつつあるように感じられます。
女性の社会進出が進み、女性が男性と対等にやっていける自信の表れではないでしょうか。

春先に参列した結婚式でも、やっと結婚にたどり着いた初婚の中年男性が、人目もはばからずうれし泣きしている横で、 けろっとしている新婦の姿が印象的でした。
近頃は、女性がやたらと「活発」で「元気」がよく、反対に、男性に「女々しさ」「弱々しさ」を感ずるのは、 気のせいだけではないようです。

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