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「Who are you ねつ造事件」

議員引退後も大活躍の、森喜朗先生

H25年

(1/23) 「名誉石川県民」の贈呈が決まる

(2/22) 安部総理の特使としてモスクワを訪問し、

              プーチン大統領と会談・・二人は柔道着姿で登場

             ・プーチン氏は、北方問題の進展に意欲を示した

             ・日露協力して、五輪レスリングの巻き返しを約束

             ・この春、安部首相・訪露への地ならしをした

(2/23) ラグビー協会は75歳定年を延長したうえ、

              森会長の続投を決定

(2/27) 団十郎告別式で弔辞を読む

(3/15) 新ローマ法王の祝賀式典に、政府特使として

              森元総理の派遣を決定



1059 【吉村外喜雄のなんだかんだ 】

「Who are you ねつ造事件」


プロ野球松井選手と同郷で、衆議院議員43年、総理大臣にもなった

森喜朗先生が、昨年12月退任された。

森総理といえば、「Who are you事件」や「神の国発言」
様々な言行が失言として報じられ、早期退陣に追い込まれた。
議員を辞したこの機会に、森先生の名誉回復のために、”事件の真実”を知っておかねばならない。


Who are you事件

2000年5月5日・・日本の総理大臣森喜朗は、アメリカの大統領ビル・クリントンと会談した。
この会談で、森の英語力の低さが、大統領へのとんでもない「失言」になったとして、「週刊文春」は以下のようなデマ記事を、「本当の話」として掲載した。

『もっとも、わが総理に国際センスを望むのはムリというもの・・。
日米首脳会談の際、クリントン大統領に
「How are you?(ご機嫌いかが)Me too」とだけ言うようにアドバイスされていたが、お会いするや「Who are you?(あなたは誰?)」とやってしまった。

大統領は、苦笑しながらもユーモアと受け止め、
「I’m Hillary’s husband(ヒラリーの夫です)」と答えると、
森首相・・なんと「Me,too」と答えた』


当時、森喜朗総理は、”神の国 発言”など、繰り返される失言で、内閣支持率を20パーセントにまで落としていた。
そうしたイメージから、事実のように見えたことに加えて、一部の著名人がテレビ番組やブログなどを通して流布したことが、実際にあったことのように思わせてしまったのです。


週刊朝日が、後に載せた追跡取材記事によれば、こ”嘘”を最初に報じたのは「株式新聞」であり、続いて「フライデー」が続き、「日刊ゲンダイ」は週刊朝日の取材に対し、「アメリカの確たるルートから聞いた・・事実でしょう」と断定している。


週刊朝日によれば、その後の沖縄サミットの期間中、森総理の失言は”ゼロ”で、失言を期待していたマスコミをがっかりさせた。
そんな時、この”嘘”に各社が飛びついたのです。


週刊朝日は、日米首脳会議に同席した外務省幹部に取材・・実際の挨拶は日本語で、「お忙しいところ、お会いできてありがとう」というものだった。

森首相は退陣後、一連の”ねつ造”報道について、以下のように語っている。

『訪米した際、私がクリントン大統領に「フー・アー・ユー」と言ったと、まことしやかに報道された・・いくら私が英語が得意でなくても、そんなこと言うわけがない。それを、私に確認もせずに載せてしまう・・
こうなると、ほとんどもう・・悪意そのもの。それが私個人のひぼう中傷で済むならいい・・しかし、そういう報道が、日本の総理大臣、ひいては日本そのものを賤しめていることを、考えて欲しいのです』


2004年、毎日新聞のT記者が、この嘘の発信源であるとして、名乗り出た。

『これは元々お隣・韓国の金泳三大統領が、英語が下手なのを皮肉ったジョークです。それを記者クラブで、「これ、森さんに置き換えても使えるよね!」と言ったら、それがあっという間に広がってしまったのです』


神の国 発言

森総理が「神の国」と発言したことが、マスコミに”問題発言”として大きく報道され、辞任に追い込まれる原因になった。

事実は、神社・神道関係者を前にして、「日本は”八百万の神”的思想によって成り立ってきた国家である」という意味での「神の国」という文脈であった。

それをマスコミが文脈の流れを無視して、「神の国」という”単語”だけを取り上げ、「日本は神国・・偉い国」という趣旨の発言であるかのように、ねじ曲げて報道したのです。

                                                                「ニコニコ大百科」より

マスコミによる偏向報道は、芸能界では日常茶飯事だが、一昨年、当ビルのテナントだったフーズフォーラス社の焼肉事件・・その折、押しかけた報道陣の傍若無人な取材活動を見ることになったが、それはひどいものだった。

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