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癒す心、治る力-2

~いのちの根~            相田みつを

なみだをこらえて    悲しみにたえるとき
ぐちをいわずに     苦しみにたえるとき

いいわけをしないで   だまって批判にたえるとき
いかりをおさえて     じっと屈辱にたえるとき

あなたの眼のいろが  ふかくなり
いのちの根が      ふかくなる


【心と体の健康情報 - 280】
~食と健康~「癒す心、治る力-2」

アリゾナ大学のアーノルド・ワイル医学博士の著書、「癒す心、治る力」の続きです。
現代医学の科学療法は、効力が鋭く、毒性の強いものが多い。その療法は、病気を元から治すのではなく、 症状を体内奥深くへ追いやってしまうケースが多分に見られるのです。

■奇跡的治癒例
ガンが両肺いっぱいに広がり、病院から“打つ手がない"と言われた男性が、自宅で死を迎えるために退院した。
半年後、その男が担当医の診察室に顔を出した。 ガンは消えていた!
ほとんどの医師は、一度ならずこうした経験をしている。
「自然治癒力」の力によって快方に向かった症例なのです。

■東洋医学と西洋医学の違い
中国医学は、病気に対する「自然治癒力」を高めていく方法を、何千年も追求してきた。
中国では、西洋とは病気への取り組みの考え方が全く異なる。
どんな病気に対しても、健康を維持するための「自然治癒能力を高めること」
「抵抗力をつけること」
を主眼に置いて、処方対処してきた。

西洋医学もかなりの年月、病気の治癒に貢献してきたが、伝統的東洋医学の偉大さには、及ぶべくもないのです。

中国医学は、人間の持つ自然治癒力と協調した治療方法をとるため、細菌に対して抵抗が生じない。
処方する漢方が、細菌を“叩く"作用はなく(従って細菌の進化に影響を与えない)、 体の自然治癒力と協調して働くものだからです。
漢方の力は“免疫細胞の活性化"を促し、あらゆる“病気に対する抵抗力"を高めるのに役立つのです。

一方、西洋医学の抗生物質は、細菌を叩くことのみに有効であり、HIV患者に対しては、長い目で見た場合、 中国の生薬療法の方がはるかに有望と思われるのです。

漢方の力は、“免疫細胞の活性化"を促し、あらゆる“病気に対する抵抗力"を高めるのに役立ちます。一方、西洋医学の抗生物質は、 細菌を叩くことには有効です。
現在病院で使われている薬剤の多くが、“抗"という頭文字で始まっている。
抗うつ剤、抗炎剤、抗高血圧剤などきりがない。
一方、中国の生薬は、西洋医学の抗ウイルス剤に比べて毒性がなく、HIV患者の多くが、ウイルスを体内に残したまま、 比較的長期に渡って無症状の生活を送ることが可能なのです。

体の自然治癒力を強化するという東洋医学の考え方は、「人の体には、病気を起こすものに抵抗し、 それに対処しようとする能力が備わっている」と考えているからです。
もし、そうした考え方が西洋医学の主流だったら、現在のような医療の危機を迎えることはなかったのです。

<奇跡的治癒例>
糖尿病患者でヘビースモーカーだった若い女性が、ひどい心臓発作を起こし、意識を失ったまま集中治療室に横たわっていた。 心機能の急速な衰えを告げるモニターを見て、主治医も手のほどこしようがなかった。
ところが、数日後意識を回復し、元気にしゃべりはじめた。
あきらかに回復に向かっていた。

病気を治すのは医者ですが、病気を治すために最も大切なことは、本人自らが、本気で「治りたい」「絶対に治ろう」 と思い続け、あきらめないことです。

~次号 2/20に続く~

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2007年02月13日 12:11に投稿されたエントリーのページです。

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