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フインランドに学ぶ、理想教育

昨年の「新穂高ロープーウェイ・スキー場」の廃止に続き、立山山麓「らいちょう
バレースキー場」が廃止される。何れも、長年親しんできたスキー場だけに、
残念なことです。
温暖化の影響で、昔のように雪が降らない…。子どもの頃、建物の軒先には
太くて長い"つらら"が列をなしていた。それを折ってなめた記憶も昔話し。
今は"つらら"そのものを見かけない。

白山麓のスキー場も何ヶ所か廃止の憂き目に…。スキーを愛好する一人として、
何とも寂しい限りです。
温暖化に加え、少子化と人口減。十代から二十代の若い世代が減っていく。
スキー場でのリフト待ちがなくなって久しいが、にぎわっていた遊園地や、
キャンプ地などが無くなっていくのも、寂しい…。

【心と体の健康情報 - 220】
~子育て心理学~
「フインランドに学ぶ、理想教育」

日本の中学・高校の教育、進学予備校のごとく、詰め込み一本やり、知識を
吸収させることに偏った教育の在り方に、以前から疑問を持ち続けてきた私。
メルマガを発信するきっかけにもなっている。

以下、10月23日の朝日新聞の記事より…
昨年12月に公表された「国際学力調査」で、クローズアップされた日本の
"学力低下"問題。その調査で、世界ランキング上位にランクされたフィンラン
ド。どんな教育をしているのだろうか? その要因を探ってみる…。

担任の先生は、児童の理解状況に応じて、もう少し必要と思う教科を、弾力的
にはめ込んでいく。日本のように、決められた時間割表にしばられたりしない。
「明日は、英語を3時間連続でやることにします」と、担任の先生…。
フィンランドでは、子どもの学力、理解度に合わせ、先生独自の判断で、授業
科目と、授業時間を自由に割り振ることができるのです。

学力調査の中で、特に日本が振るわなかったのが「読解力」。
フィンランドは「読解力」で一位。大学に進学するのに、必修の国語試験で課
せられるのは、2本の"小論文"。
その他、数学や一般教養の問題でも、知識だけを問うのではなく、自分の考え
をまとめ、表現する能力が求められる。

先生が作るテスト、日本のような"穴埋め問題"はほとんどなく、記述式の問題
が大半だ。「児童は、書くことをおっくうがるが、どれだけ理解したかを知る
には、書くことが一番」と、先生は言う。

月に一度は、生徒を近くの図書館へ連れて行く。
読むこと、 書くことがすべての教科の基礎。創造的な内容や、理論的な
文章を、繰り返し書かせている
」という。

日本に目を向けると、活字が苦手で、本を読まない若者が多くなってきた。
学校教育の在り方をとやかく言う前に、幼児期から、読み書きに触れさせ、
興味を抱かせる、そんな家庭環境を育てていくことが大事でしょう。

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