« フインランドに学ぶ、理想教育 | メイン | 論語・教育有りて類なし »

いたれりつくせり、日本のゴルフ場

女子プロゴルフ界のニューフェイス"宮里藍"。 工藤と賞金女王一位を争っている。
彼女は、日本男子ツアー・沖縄オープンに出場(12/15~18)することになった。
日本の女子プロで、男子ツアー大会に出場するのは、宮里藍が最初だという。
宮里藍の男子ツアー初挑戦、俄然興味が湧いてくる。長兄で前年の覇者"聖志"、次兄の"勇作"も当然出場するだろう…。

男子ツアーのコース設定は、女子ツアーに比べ、かなり難易度が高い。無事予選通過出来るかどうかが、ツアー最初の関門となる。男子プロの中で、どこまで実力が発揮できるだろうか? 宮里藍の正確なショット、強靭な精神力と集中力…。今から楽しみです。

【吉村外喜雄のなんだかんだ  - 102】
「いたれりつくせり、日本のゴルフ場」

先月、サンフランシスコの名門ゴルフ場、ハーフ・ムーン・ベイ・ゴルフリンクスで、海外初のゴルフを楽しんできた。
日本を出発する日の朝、5時に起きて、NHK・BSで、男子ゴルフ世界選手権、アメリカン・エキスプレス選手権を見た。これから私が向うサンフランシスコで、プレーしているのです。

画面では、最終ラウンドが行われていた。タイガーウッズとジョン・デーリー が共に10アンダー。プレーオフ2ホール目で、ウッズの貫禄勝ち。プロならではの技を堪能、見ごたえのある好勝負だった。(丸山選手は11位)

私たちがプレーしたリンクス。名門クラブとはいえ、クラブハウスは質素で、日本では普通にある施設やサービスがない。パブリックのよう…。
ロッカールームがなく、キャディさんもいない。浴場なし、コース売店なし、喉が渇いても自販機なし、表彰パーティ会場もない。ごくありふれた喫茶ルームがあるが、クラブハウス・食堂が、ホテルなみに豪華な日本のゴルフ場とは比べようもない。

また日本では、プレー半ばにクラブレストランで、ホテル並みの高い昼食を取るのが一般的。しかし、アメリカにはそんな習慣はない?  
ハーフ(9ホール)を回り終わる頃、屋台スタイルの軽ライトバンがカート道にやってきて、サンドウィッチやドリンクを販売する。それを買って、ほお張りながらプレーを続行するのです。(安上がり)

至れり尽くせり、贅沢な日本のゴルフ場。そんなサービスに慣れている私には、本場のゴルフ場の有りようは以外だった。考えてみれば、ゴルフ本来の目的は、コースプレーを楽しむこと! 不要なものはできる限り削除し、安い料金でプレーできる、アメリカのゴルフ場に大賛成です。

名門ゴルフ場ということで、コース設計も期待した。が、思ったほどではなかった。金沢リンクスとどっこいどっこい…かな。取りわけ思い出に残るコースはなかった。
フェアウェイを外すと、ラフの芝は硬く、長く伸びた芝草にクラブが取られる。
ラフに入れたら、トラブルを覚悟しなければならない。
(手入れが悪いとしか思えなかった…)

サンフランシスコは乾季で晴天続き。なのにゴルフ場は海辺のせいか、一日中ガスで視界をさえぎられ、太陽が見えない。打ち終わった球が、霧の中へ吸い込まれていく。霧のサンフランシスコである。
初めてのコースで、しかも、四方よく似た景色のリンクス。どっちを向いて打てばいいのか、キャディがいないため、コース取りに戸惑った。

● I Nの12番ホール(右写真)
201ヤード・パー3・ショートホール。左は海。コースの中ほどに断崖絶壁が食い込んで、ぽっかり口を開けている。
そこへ、力んでヘッドアップ、OB球を打ち込んでしまった。

ガスがかかっていなければ、絶景だろう…。
名門コースの雰囲気が漂う中で、一日存分にプレーを楽しんできた。

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)