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もったいない

この連休、北と南の生物が混在し、種類の多さではナンバーワンと言われる、
四国西南端のダイビンク゜メッカ”柏島”で、丸四日間ダイビングを楽しんだ。

コブダイ(体長1メートル)
熱帯魚の王様ナポレオンフイッシュに
負けない堂々とした風格


後ろに写っているダイバーで
その大きさがわかります…。

・コブダイがこちらに向かってくる
・カメラの前30センチまで近寄ってきて興味深げに私を観察している。
海のドラエモンかな

【心と体の健康情報 - 192】
~幸せな人生を歩むために~
「国連本部で”もったいない”が唱和される」

私たちの年代は「もったいない世代」 。貧しかった頃の習性が、体中にしみ付いている。

古くなったスーツ、捨てられずに仕舞ってある。お魚は、身一つ残さずきれいに食べるし、お弁当を買って食べるとき、 ふたにくっついた米粒をきれいに掃除してから食べる。連休の間、若い人たちと海に潜ったが、二十代の仲間たち、 ふたに付いたごはん粒には目もくれない。
私は、ごはん粒一粒でも粗末にすると”罰があたる”、と躾けられて育った世代。
一・二日前に賞味期限切れの食品。妻が捨てようとするのを押し止めて、「勿体ない、まだ大丈夫、私が食べる…」。

もう少し言わせてもらうと! 買って数年のまだ十分使えるカラープリンター。
紙が詰まって修理依頼したら、既に廃品、交換する部品が無いという。
「そんな馬鹿な! まだそんなに使っていないのに…」。メーカーに直接文句を言ったら、たまたま残り在庫があって、 交換してくれた。

技術革新の激しい昨今。デジカメなど、1年もしないうちに商品価値がなくなる。「もったいない…」。 ん…、 半値でも何でも、捨てるなら分けてほしい。
ところが部品のストック期限が切れたら修理不能、捨てるしかない。修理できたとしても、部品代に人件費、出張手間etc、 買うほどかかってしまう…。

日本の消費文化、壊れたら捨てる。食い散らかして、余ったら捨てる。
私の気持は複雑。まだ何ほども使っていないのに…。修理すれば十分使えるのに…。まだたっぷり残っているのに…。 「ああ勿体ない」が頭をもたげてくる。
こうした使い捨ての文化、無駄遣い、いずれ許されない時代が来るだろうに…。

三月八日付の北国と中日、両方の新聞に「勿体ない」がニュースになっていた。

2003年の留学生が集う「ジャパンテント」で、能登総持寺祖院の板橋興宗住職が、 世界80ケ国から集まった留学生に、日本語を象徴する言葉の一つ、
「もったいない」を説いた。

このとき住職は、「勿体ない」には経済的観念ばかりでなく、例えば一枚の紙に宿る”命” への思いが込められていることを話した。外国人には理解し難いだろうとの思い込みがあったが、多くの留学生が、 ほぼ正確にその意味を理解していた。

ニューヨーク国連本部でも、各国から集まってくる政府の代表が、声高らかに
「もったいない」を日本語で唱和したという。
音頭をとったのは、昨年アフリカの女性で、始めてノーベル平和賞を受賞した、
ケニアの環境副大臣”ワンガリ・マータイ”さん。
この二月に来日したとき、「勿体ない」に込められた深い意味を知って、感銘を
受けたのだという。

地球環境保護に欠かせない”言葉”。無駄な消費の削減、資源再利用、修理を言い尽くす言葉。
マイターさんは、「MOTTAINAI」のロゴ入りTシャツを作り、キャンペーンの先頭
に立つという…。「もったいない」が国際用語として認知される日も近いようです。

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