「野球というスポーツは人生そのものだ!」。これは長嶋茂雄氏の言葉である。 今年の秋の大リーグチャンピオンシリーズは、 ヤンキース対レッドソックスの間で戦われたことは記憶に新しい。
三連勝してリーグ優勝に王手をかけたヤンキースが、まさかの四連敗。ワールドシリーズへの道が閉ざされた。
三連勝したとき、誰もが「今年もリーグ優勝間違いなし」と思ったことだろう。
大リーグ関係者の間でも、松井選手のMVP間違いなしと見て、マスコミの優勝会見の段取りに入ろうとしていた。
ところが人生と同じ…。筋書き通りにはいかなかった。松井の故郷石川県人の一人として、残念でならない。
「野球も人生も、一歩先は何があるか分からない。分からないから面白い」
広岡 勤「ニュースの手帳」
【吉村外喜雄のなんだかんだ 第60号】
~男の言い分、女の言い分~
「いい男の条件」
韓国俳優では、冬のソナタのペ・ヨンジュン(ヨン様)、美しき日々のイ・ビョンホンの名前が挙がる。
さて、この中にダントツ一位がいます。誰でしょうか? 五人に一人がイチローの名前を挙げた。 目的に向かって努力する姿、前向きに生きる姿がカッコいい。
自分のやりたい事がはっきりしている。意志が強い。仕事のできる男。謙虚etc
いい男の条件を並べてみると、「強くたくましい」「誠実である」「セクシー」「自分を大事に守ってくれる」
「包容力がある」といったところでしょうか。つまり、そんな男性に女性は憧れるのです。
過去、そういった条件を満たしてくれる男性といえば、石原裕次郎であろう。
あの優しい笑顔でじっと見つめられたら、女性なら、一度ならずも抱きしめられたいと思うでしょう。
ところで、いま何故韓国の男優がこんなにもてはやされるのか? 日本中の中年女性のハートを、
そこまで熱く燃え上らさせるものは、何なんでしょうか。
日本の脚本家に言わすと、韓国ドラマはあまりにも”古典的”で、ドン臭いという。
韓国俳優の魅力は何だろうか? イ・ビョンホンのあの”吸い込まれるような魅力的な目”、
じつと見つめられた時の瞳の輝きがたまらないという。
また、演技の最中にポロリと流す”涙”。それも又、たまらなく素敵だという。主人公の二人がドラマの中で流す一筋の
「涙」に、見るものの胸が締め付けられる。
「人前では泣くな」と育てられた日本の男性にない魅力であろう。日本の男性で、好きな女性のために、
人前で涙を流せる人はどれだけいるだろうか?
「歯」や「肌」が美しいのも魅力の一つ。青い目の男性もいいが、日本人と姿かたちが似通っているところに、
親密性を感じる。韓国という、ほど良い距離感も、いとおしさを誘う。
更に付け加えれば、ドラマを通して、恋人に接するときのあの「優しさ」は何だろう。 これも日本の男性にはない魅力である。独身時代に夢見た「白馬の王子様」がそこにいる。 なによりも夫を忘れさせてくれるのがいい?
更には、日本の男性と違って「物言いがはっきりしている」。それがいいと言う。
いかにドラマが古臭かろうと、二枚目に徹した魅力あふれる演技力が新鮮で美しい。どんどんとりこになっていく。
自らがドラマの中の恋人になったような錯覚に陥るのです。