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心の持ちようで幸せになれる

相手の立場に立って、相手の視点で自分を見つめてみることの大切さを、某医院の先生が語っています。    (倫理研究所”田形健一”氏の講演より)

私は、真夜中にかかって来る電話に出るときは、自分の声のトーンに事のほか気を使います。掛けてきた相手は、 深夜に私の病院に電話をせざるを得ない、
よほどの事態を抱えているはずなのです。

寝ている私を起すことへの申し訳なさを、おそらく十分に感じながら、それでも思い切ってダイヤルしたのでしょうから、 私は出来るだけさりげなく、そして昼間と変わらぬ明るい声とハリで、「つい先ほどまで、原稿を書いていたところです。
ですから、まったくご心配に及びません」と、応えるようにしています。

横になったままで話せば、誰でも声がくぐもってしまいますから、電話の相手が気の毒がってしまわないように、 私は起き上がってから、電話を取るようにしています。
病室に入る医師の足取りが軽やかであれば、病む人の心も晴れます。医師が明るい顔に微笑みを浮かべ、 会話にユーモアの一つ二つも挟むことが出来れば、患者さんの心は、それだけで慰められるのです。
自分のふるまいを、相手の視点から振り返って見つめ直すことを習慣づければ、やがて、 思いやりのにじむ所作が美しく備わるようにな.るでしょう。

【心と体の健康情報 - 170】
~幸せな人生を歩むために~
「心の持ちようで幸せになれる」

その時々の世相を反映した、サラリーマン川柳から一句。
「子供ボケもん、俺のけもん、仕事なし、早く帰るも鍵はなし」
「誕生日、急いで帰ればみんな留守」  「父帰る、娘出かける、母寝てる」

以下、倫理研究所”田形健一”氏の講演からの抜粋です。

私達が住む日本、科学文化が発達して、私達の生活は大変便利で豊かになった。
その反面、人と人とのふれ合い、係わり合いは、だんだん希薄になってきている。
家族が一つ屋根の下に住んでいながら、お互いの心が見えない。みんな自分本位
で、バラバラという家庭が増えている。

命を生み、育てる場であるはずの家庭が、ぐらつき、おかしくなってきている。
反対に、虐待、無関心、しつけ放棄の家庭が増えてきている。いまや、家庭が崩壊の危機に直面している。だからこそ、 改めて自らの家庭を見つめ直し、自分自身を見つめ直す必要があるようです。

そのポイントは、まず「自分が変わる」ことでしょう。「人を変えよう、 相手を変えよう」と思っている間は、絶対うまくいきません。自分自身の間違いに気づき、自分を改め、 自分が変わっていったときに、自らの家庭も変わっていくのです。

私(吉村)がそのことに気づいたのは今から十年前。ある研修を三日間受けたことがきっかけです。研修から帰って直ぐ、 妻に「お母さんありがとう」と素直に言えたことが最初でした。その後も折にふれ研修を受け、自分を変えようと努力した。
妻から「あなた、変わったわね…」と言われたのは、四・五年も後のことです。

我が家を見つめてみて、「自分は今何を為すべきか、自分はどうあればいいのか」
と、考えてみることです。夫として、子供たちの父親として、客観的に見つめてみることです。
ところで、子供たちが健やかに育つ家庭とは、どんな家庭でしょうか? 
何よりも 「家庭は明るくなければならない」。親子の会話があり、 笑いが飛び交う家庭でありたいものです。幸せな家庭だから朗らかなのではなく、朗らかだから幸福な家庭になるのです。 (前号でもお伝えしました)

明るい家庭を築くための最も有効な方法は、「形から変えていく」ことです。
目に見えない心の状態が、様々な形となつて表れる。言葉遣い、表情、しぐさなどを変えることによって、心が変わっていく。
背筋を伸ばしてにっこり笑う、声を大きくして明るい話題を提供する、上を向く、元気良く歩く、というように形を変えていく。 形を変えると心が変わっていく。
何かあれば笑う、笑いが笑いを誘い、家中明るくなる。笑いは全てを幸せにする。

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