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長所進展法

魁皇が優勝して秋場所が終わった。我が郷土の栃洋、出島の活躍も素晴らしかった。
ところで相撲の歴史については、意外と知ら ないことが多い。
土俵の中で相撲を取るようになったのは、江戸時代の後半になってから。初期の土俵には、四角のものもあったというから驚きです。 明治になって円形が主流となった。
土俵が出来る以前は、モンゴル相撲のように、グルグル回って取り組んでいたという。土俵が登場して、相撲の技が多彩になった。投げ、 ひねりなどの倒す技よりも、押しや寄りといった、土俵の外へ出す技が主流となった。

押し相撲はスタートダッシュで決まる。そこで、次第に手を下ろすようになり、現在の取り口になった。

昭和三年、ラジオ放送が始まると、放送時間内に取り組みを終わらさなければならない。 それまで無制限だった仕切り時間が、制限されるようになった。
更に、仕切り間隔が70センチになったのは、昭和45年夏場所からというから、意外と新しい。
伝統に固執せず、相撲に次々と新しい様式を取り入れ、良いところを伸ばすようにしてきたたことが、勝負のスピードアップにつながり、 国民的人気スポーツになったのです。

9/9読売新聞から

【心と体の健康情報 - 164】
~幸せな人生を歩むために~
「長所進展法」

船井総研の経営指導手法に、皆さんもご存知の「長所進展法」 というのがある。
以下、船井幸雄会長が語る、長所進展法のさわりを紹介します。

私が招かれてお店に行くと、あくる日から売上が30%くらい上がります。
まず「いいお店ですね」と言います。 相手を気持ちよくする言葉を投げかけます。
その次に「何が一番売れていますか?」と聞きます。
売れている商品は、ツイている商品です。ですから、その商品の売り場面積をちょっと広げ、 店頭の品揃えも増やしなさいと言うのです。

次に「何が一番効率がいいんですか?」と、 坪当たりの売上の一番いい商品を聞き、その商品はあと5%くらい売り場面積を広げ、 商品の店頭在庫を一割ほど広げたらどうかと、お薦めします。
次に「何が一番自信があるんですか? 何が一番得意ですか?」 と尋ねますと、あくる日から売上はグウ~ンと上がります。

欠点を正す「短所是正法」はやらないようにしています。 その会社、あるいは社員さんの長所を伸ばすことを第一に、指導しています。
世間一般の経営コンサルタントで、レベルの低いところは、顧問先の欠点ばかりを取り上げて、 問題解決指導をしたがるようです。問題点、つまり短所を正そうとしても、業績はあがらないことは、 幾多の事例を見ていればわかることです。

■ツキを呼び込み、幸せな人生にするために、 やらなければならないこと

(1)得意なこと、好きなこと、 やりたいことをやる
人は「得意なもの、 好きなこと、やりたいこと」をやって、世のため人のために尽す。そのために、この世に生まれてきたのです。
反対に「嫌なこと、したくないこと、欠点、短所」は、さわらないようにすることです。

(2)ツキを呼び込むことを考えるようにし、 ツキを落とすことをやらないようにする
ツキを呼び込むこととは、 「プラスの発想」「愛をもって与えていく」「人のために一生懸命やる」 などです。

(3)すべてのことに感謝し、喜びで接し、明るくふるまい、 笑いを絶やさない

(4)「人を認める」「誉める」「学ぶ」「素直になる」

私の会社では、来店される代理店所長に、挨拶と同時に、何か一つほめるようにしている。「今日のお肌きれいですね」 「素敵なお洋服ですね」。ほめればほめるほど、女性は美しくなります。女性の「顔」「髪」「洋服・装身具」 の何れかを褒めるようにします。
夫婦同伴パーティーで奥さんを連れて出ない人がいる。「人前に出すのはどうも… 不細工だから」などと言う男性の家庭では、 お互いほめ合うことがないのでしょう。

中年以降の男性には、奥さんに面と向かって「きれいだね」と言うのが苦手で、ほめることが下手な人が多い。
ところが、そういった男性に限って、奥さんに小言をよく言う。
欠点ばかりを指摘して、「欠点を正せ」と言っても、老化を推し進めるアドレナリンの分泌が盛んになるだけです。 奥さんの欠点ばかり指摘する「短所是正方」では、綺麗になりませんよね。

長所進展法は、経営のみならず、夫婦関係、子育てに於いても、有効な手法と言えます。

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