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黙して語らず…もう古い(2)

■大島修治氏

明日10日、暴漢にガソリンを浴びせられ、火だるまになって、全身の65%死滅に近い火傷を負った、 大島修治氏の壮絶な生への体験談を聞くことになっています。
言葉では言い表せない、激痛との闘い。何度となく繰り返される皮膚移植。
激痛にのたうちまわろうにも、動かせない身体。悲運に泣き、何度も死んで楽になろうと自殺を試みたその末に、一人の人間として、 新しく生まれ変わることができたという、ものすごい体験談です。

生と死の淵をさまよい、想像を絶する苦痛を乗り越えていく、その過程で、仏法でいう「悟りの境地」に至ったのであろう。
人間が本来持っている能力も、使わなければいつしか退化していく。それが、生と死の極限を体験することで、生命のエネルギーが突然目覚め、 顕在化して、表に出てくるのでしょうか…
大島氏は、傷が癒えると共に不思議な能力が身についたそうです。肩こりや、腰の痛み、切り傷など、痛む箇所に手を当てると、 痛みを消すことが出来るということです。。
目の前にいる人の気を抜いたり、入れたりする、すごい能力があるようです。
「気」を自在にコントロールできるのでしょうか? 人間の可能性は限りなく深く不思議です。

【心と体の健康情報 - 126】
~男の言い分、女の言い分~
「黙して語らず… もう古い(2)」

以下、読売新聞「幸せパレット」からの抜粋です。

「ねえ、頼むから離婚してくれない?」。 Mさんは離婚した妻の一言が耳に残って離れない。「どうしてこうなってしまったのか?」と、 強い後悔の念にかられている。

結婚して二年ほどたった頃から、夫が経営する会社の経営が傾き始めた。一人で考えごとをする時間が多くなり、 夫婦の会話もめっきり減った。
妻は心配して、「一生懸命働いているのに、どうしてなの?」「会社が倒産したらどうなるの?」と、 質問をぶつけてきた。黙って何も答えなかった。何度も言うと、夫は「大丈夫、何とかする」、と繰り返すだけ…
妻は別の部屋で寝るようになり、半年後に「こんな人だとは思わなかった」と、離婚を切り出した。

離婚後、会社は徐々に持ち直し、気持ちにも余裕が持てるようになった。あの時、 会社の苦境を妻に話すことができなかったのは、「みっともない自分を見せたくない」 「甲斐性のない自分を認めたくない」という、見栄やプライドがあったからだと思う。
格好悪い自分をさらけ出して、妻に悩みを打ち明け、夫婦の問題として話し合っていれば、 離婚は避けられたかもしれない。「もう一度やり直したい」という気持ちはある。が、 プライドが邪魔してその気にはならない。

逆境に立たされた時、夫婦のきずなが試され、妻の存在も試されます。
「俺が妻子を養っている」「仕事のことに口を出すな!」といった、昔風の亭主の考え方では、妻はついてきません。 「夫婦が共に悩み、苦しみを共有し、共に支えあって苦境を乗り越えていく」。そうやって、 夫婦の絆を強めていくという考え方が、必用なのではないでしょうか?

男性には、一人で問題を抱え込み、自分の世界に閉じこもる傾向があるだけに、傍から見た限り、ちっぽけな「男のプライド」 など捨て去る勇気がいるようです。
夫と妻が持つそれぞれの持ち味を生かして、夫婦名コンビ、繁盛している会社が多くなってきている今の時代。以前は、 奥様がご主人を助けて、総務や経理を補佐するケースが一般的でした。近頃は、「奥様が会社を背負って営業の第一線に立ち、 ご主人が会社全体を補佐し、取りまとめる」といったケースが、増えてきているように思える。

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