【心と体の健康情報 - 127】
~男の言い分、女の言い分~
「夫婦の意識のズレ」
2000年度のデーターですが、共働きの家庭の妻の家事の平均時間は、4時間15分、夫は27分。
専業主婦家庭の夫が家事に携わる時間は、わずか6分。
家事を分担したがらない男たち。そのことを当たり前のように思っているのでしょう。
妻たちは、密かにそういった家庭や夫のあり方に、不満の目を向け始めています。今は、どの家庭も共働きは当たり前。
夫にも少しは家事を手伝ってほしい…。女性の意識がどんどん変化しつつあることに、男たちは気づいていないのです。
ある調査機関が、20代から50代の男女の意識調査をしたところ、大きなズレがあることに驚きました。
妻の七割が
「離婚したいと思ったことがある」と答えています。 一方の夫は「離婚したいと思ったことがない」
が七割なのです。
「来世もう一度今の相手と結婚したい」と答えた夫が五割。「今の相手と結婚したいとは思わない」と、
妻の七割が愛想をつかしています。
夫の三人に二人は、「今の妻と最後まで添い遂げたい」と思っているのに、妻の三人に二人は
「夫と最後まで添い遂げる気はない」と答えています。
私は、自分で出来ることは極力自分でやり、妻の手をわずらわせることのないよう心がけています。長年共働きをしていると、
妻に負担をかけないようにとの思いが強くなってきました。私の我がまま人生に黙って付いてきた妻への、
ささやかな感謝の行動です。
「なぁ~んだ、そんなことで…」と、笑われるかもしれませんが、私は「男子台所に入るべからず」、家長としてデンと構え、
すべて母親の手をわずらわせていた父親を見て育った、どちらかというと古いタイプの人間。
妻のために「してやっている」といった恩着せがましい気持ちがあったら、すべてが無になってしまうでしょう。