今日から私と妻はラスベガスです。今年の十月で結婚三十五年。子供二人が片付いたので、 人生苦労を共にした妻へ感謝を込めた旧婚旅行です。
7月4日はアメリカの独立記念日。運が良ければパレードや花火も見られるかも…
そんな特別の日に行って「テロ大丈夫?」って、心配してくれる人がいます。
みんながダメと言えば逆のことをしたがる、へそまがりな私の性格が出ているようです。
海外へは、伝統的なお祭りのある時に行くと、その国の文化に触れることができ、楽しみも倍化します。昨年は、
上海で旧正月の雰囲気をちょっと楽しんできましたが、十月一日の中国の国慶節は、お祭り一色で楽しく、お薦めです。
【心と体の健康情報-92】
~男の言い分、女の言い分~
「浮気を見抜く女の勘」
「何を根拠にそう言うんだ!」。内心の動揺を押し隠して、夫は努めて平静に言う。妻は夫を見すえ、
ここで伝家の宝刀を抜く! 「女のカンよ!」
男たちは考え続けてきた…。「女のカン」はなぜ、こうもたやすく男の嘘を見破ってしまうのか…?
大いなる疑問に、こんな説がある。「女のカン」は、
人類の進化の過程で生まれた、女にしか持ち得ない能力ではないだろうか?!
生物は自分の子孫を残すために生きる。自分の遺伝子を子孫に継承させたい。 その目的の実現に有利な能力を持った人間が、強みである能力を発達させて命を受け継いできたのです。
自分の子孫を残すために、男は一人でも多くの女性に愛を振りまき、自分の遺伝子を残そとする。この動物本来の本能が、
そもそもの浮気の原因になるのでしょう。
一方女性には、丈夫な子供を生み育てるという大役がある。一人のたくましい男性を選び、
自分と子供を守ってもらう戦略をとった。
いつしか男は、複数の女性を等しく愛することができるようになり、女はつかんだ男を独占し、離すまいとし、
男に尽くそうとする。
女は男に頼るしか方法はない。子の父親は本当に自分を守ってくれるだろうか?
十ヶ月の妊娠のあと、子育てが待っている。自分と子供の面倒を永く見てくれるだろうか?
かくして女性は、男性の言葉や表情、しぐさに敏感に反応し、
「男の本音」を見抜く能力を磨いてきた… 進化論では、こういう説が有力である。
「女のカン」は、脳の使い方の違いからも解明されつつある。
男性と女性に朗読を聞かせ、脳内の血流を調べてみた。男性は左脳だけを使うが、女性は左脳だけでなく、
感情などをつかさどる右脳も使う傾向が高いことがわかった。
女性の脳は男性より10%ほど小さいが、左脳と右脳を結ぶ「情報通信ケーブル」の大きさはには差がなかった。 女性の情報通信ケーブルは高性能で、 短時間で左右の脳を使い、情報の中身を吟味しているのです。 順天堂大学の北沢教授の研究で明らかになってきたのです。
また、ドイツの実験では、「言葉の裏を読む能力」は、
女性の方が四倍も早いという研究結果が出ている。
それゆえに世の男性は、「女のカン」に生涯悩まされることになるのです。
英国の著名な作家のことば、「女の推量は、男の確信よりも、
ずっと確かである。」
ゆえに、女のカンの前には、
男は太刀打ちできないのである。
渋谷昌三「よくわかる心理学」西東社より抜粋