九日間の楽しい旅を終え、戻ってきました。今日から三回に渡り印象に残ったことをお伝えしましょう。
まず驚いたのは搭乗手荷物検査の厳しさ。ハワイからロスへ移動するとき、AM8時フライトなのに5時半に空港へ。何でこんなに早く??
と思っていたら今日は独立記念日。通路の角々に、物々しい警備員の姿。
飛行機に搭乗するまでに、トランクの検査が二回、手荷物の検査も二回。ちょっとでも物体確認出来ないものがあると、
中を開いてチェックされます。手荷物のチェックインカウンターでは、ポケットの中にあるものは全部出し、ベルトを外し、靴を脱がされ、
おっかなびっくり、ゲートを裸足で通り抜けたら、両手を水平に開いて大の字に立ち、金属探知棒でボディチェック。
一人ひとり念入りにやるのです。そして長蛇の列。ここで納得しました。
テロに対して過剰反応の米国。一方、テロ防止には今イチ平和ボケしている日本。
どちらも困ったものです。
【心と体の健康情報 - 94】
~男の言い分、女の言い分~
「似たもの夫婦」
生活習慣や嗜好、趣味などに共通したものがあると、人は親しくなるようです。
人と人とが親しくなるには、法則があります。
アメリカの心理学者が大学の寮に入った学生を対象に調べました。最初のころは、
部屋が近い学生どうしが親しくなる傾向が見られました。時間がたつにつれて、しだいに趣味や生活習慣や行動パターンが似て
いる学生どうしが親しくなり、グループが形成されるようになりました 。
ですから結婚相手を選ぶとき、長い年月一緒に暮らすために、趣味や考え方など、
似たもの同士が一緒になろうとするのは、当然といえば当然のことでしょう。
「似たもの夫婦」という言葉があるくらいですから…
しかし、似たもの夫婦だから結婚がうまくいくか否かは、別の問題になります。
夫婦仲のよい組み合わせを調査したところ、意外な結果が出ました。
(1)一方が支配的で、
もう一方が服従的な組み合わせであった
(2)一方が援助好きで、もう一方が援助を求めたがる組み合わせであった
離婚する理由で一番多いのが、「性格の不一致」です。しかし調査結果を見れば、
「性格一致」
の夫婦の方が不仲の原因になるとも考えられます。とすると、 身近にいる似たもの同士の中から、
なんとなく結婚相手を選んでしまうのも考えものです。
渋谷昌三「よくわかる心理学」西東社より抜粋
つまり、似たもの夫婦ではなく、全く性格の違った対照的的な組み合わせの方が夫婦仲がよく、
長続きするということでしょう…。お互いに無いものを補い合えるため、うまくいくのです。
確かに、気が強く支配欲の強いものどうしでは、衝突の連続で疲れてしまいます。どちらもネクラで、ものぐさであれば、
惹かれ合うことはまずないでしょう。
攻撃的な人には、受身の人の方が相性がいいということは、何となく理解できま
す。私達夫婦がしょっ中喧嘩しながらも、35年間一緒にいられたのは、性格の不一致にあるようです。
「性格の不一致」が理由で離婚する人は、相手と自分の性格が全く一致しないことを、 体全体で受け止めることができるようになる…、そうなる以前に別れてしまったのかもしれません。